HOME>マリンITワークショップ2016みやぎ 報告
マリンITワークショップ2016みやぎ 報告
マリンITワークショップ2016みやぎ
マリンITとは、水産業と情報処理技術が融合した新たな研究分野です。2004年から公立はこだて未来大学「マリンIT・ラボ」が総合的な水産・海洋情報学をテーマに研究を取り組んでいます。
毎年、全国各地で開催している「マリンITワークショップ」を、今回は宮城県仙台市で行いました。宮城県で「水産×IT」をテーマに水産業にITを利活用する事業を行っているアンデックス(株)と連携して開催し、水産分野・海洋分野・情報デザイン分野の研究交流を図ることで、水産業の発展を目指します。

これまでの水産×ITの活動はこちら→

主催・共催

主催:公立はこだて未来大学マリンIT・ラボ、アンデックス株式会社
共催:みやぎモバイルビジネス研究会、宮城県

内容

平成28年2月26日(金)に「マリンITワークショップ2016みやぎ」を、宮城県庁行政庁舎にて開催しました。発表者は「マリンITワークショップ」では過去最大となる16名、参加者は発表者を含めて56名となりました。システム情報科学を専攻とした大学や通信機器メーカーや通信サービス企業、水産試験場や海上技術安全研究所など、北は北海道、南は山口まで様々なジャンルの方が集まりました。
開会の際には、公立はこだて未来大学の和田雅昭教授にご挨拶をいただきました。マリンITにおける、ICT漁業の実績や展開、AI漁業などについて、先進的なお話をいただきました。

開催の挨拶をする和田教授1開催の挨拶をする和田教授2
写真:開催の挨拶をする和田教授。マリンITの取り組みや実績についてお話しいただきました。

セッション1 若手

発表セッション1の「若手」では、アンデックス株式会社から、「水産×IT」事業の取り組みとして、「『水産×IT』をより多くの人に知ってもらうために」と「ユビキタスブイ観測データによる牡蠣・海苔養殖への利活用」の発表がありました。公立はこだて未来大学からは、「礼文島の漁業とマリンIT」と「デジタル画像を用いた動物プランクトンの同定手法の提案」について発表がありました。

セッション2 企業

発表セッション2の「企業」では、Upside合同会社から「社会構造を変えるIoTサービスの捉え方 イノベーションにチャレンジせよ!」、株式会社東芝からは「水中360°映像とセンサを活用した漁業の生産性向上提案」、日本無線株式会社からは「いけすの監視ソリューションへの挑戦」、株式会社NTTドコモからは「一次産業と共に新たな価値創造へ〜ICTが寄り添い、共に目指す復興支援〜」、を発表していただきました。

セッション3 水試

発表セッション3の「水試」では、宮城県水産技術総合センターから「気仙沼湾における連続観測システムの運用について」、山口県水産研究センターからは「養殖におけるクロロフィルセンサーおよび硝酸塩センサーの活用」、水産総合研究センターからは「新潟県上越地区におけるハタハタの水揚げ予測手法の検討」、岩手県水産技術センサーからは「岩手県釜石周辺における定置網漁獲動向の特徴」、を発表していただきました。

セッション4 官学

発表セッション4の「官学」では、海上技術安全研究所から「内航船の航海最適化とAISによる海流試計算」、公立はこだて未来大学からは「タコ樽流し漁を対象とした漁具の位置情報取得による漁場抽出」と「漁業に対するアクションカムによる水中映像撮影への展望」、東京農業大学からは「桁曳き漁における資源量推定アルゴリズムについて」、を発表していただきました。

発表終了後には懇親会を開催し、発表者と参加者、お互いに親睦を深め、意見交換をしていただきま した。

写真左:発表するアンデックス株式会社社員発表するUpside合同会社代表
写真左:発表するアンデックス(株)社員       写真右:発表するUpside合同会社代表

復興現場視察バスツアー

発表の翌日、2月27日(土)には、復興現場視察バスツアーを開催しました。震災から約5年経過した現在、復興の現場はどうなっているのかを、参加者みなさんに知っていただきたいと思い企画をしました。
ツアーでは、南三陸町志津川を語り部さんに説明していただきながらバスで周りました。震災で被害を受けた方々の心情を聞いたり、実際に現地を歩いたりしました。戸倉中学校では震災時の被害様子を聞いたり、未だ震災以前の状態を取り戻せていない現地を見て、復興の現状を目の当たりにしました。

震災時の姿をそのまま残す防災対策庁舎復興状況を見学する参加者 写真左:震災時の姿をそのまま残す防災対策庁舎    写真右:復興状況を見学する参加者

ページTOPへ